『東洋経済 2016/9/10号』に、杉本彩さんと佐藤優さんの対談がありました。
日本のペット流通における、
「生体展示販売と殺処分の根深い関係」についてのお話です。
そもそも、ペットショップで動物を陳列して販売する、
ということ自体が、殺処分を招いています。
かわいい仔犬の時期に売れなかった動物や、流通過程で病気になって
しまった動物たちは、どこに行くのか。
このことについて、ほとんどの人は深く考えないでしょう。
「ナチスドイツのように、
書物を焼くような国は必ず人を焼くようになる。
そして動物を焼く国は、必ず人を焼くようになる。
だからこそ、殺処分の停止というのは喫緊の課題。
同時に生体展示販売も罰則付きで禁止すべき。」
という佐藤優さんの言葉は重いです。
また、杉本彩さんも、
「殺処分が減っても実態はかわらない。
生体展示販売を止める必要がある。
まず、京都で生体展示販売をやめたい。」
という趣旨のお話をされています。
動物と暮らしたいときは、譲渡会で保護動物を引き取る。
または、心ある正当なブリーダーから、然るべき手続きを踏んで買う。
「ペットを飼う」という発想ではなく、「命ある動物と人生を共に歩む」
という意識で動物と関わっていきたいと思います。
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