~ 猫の事務所 ~

人と犬や猫がパートナーとして生きていく社会(by 動植物愛好家)

奄美・沖縄に世界遺産登録延期勧告

 

 2017年10月4日に『日本にがっかり』という記事を書きました。

奄美大島・徳之島・沖縄島北部および西表島」を世界自然遺産

に登録するために、そこで暮らしている猫を捕獲して殺処分する、

という政府の計画についての記事です。

 

今日、2018年5月4日の朝刊に、ユネスコ諮問機関が、

奄美・沖縄を登録延期勧告したという記事が出ています。

 

これを見て、世界遺産登録のために猫を殺処分することについて

見直しをするようにということかと思いました。

 

しかし、違っていました。

国際自然保護連合(IUCN)の勧告事項には、

奄美大島のノネコ管理計画の実施予定等、侵略的外来種(IAS)の

駆除管理の取り組みを評価し、既存のIAS対策を、推薦地の生物多様性

に負の影響を与える他のすべての種を対象に拡大すること。」

とありました。

 

生きているものなのに。それに、猫が侵略的外来種

「駆除管理」だなんて、上から目線すぎて信じられない。

日本政府だけでなく、世界の公的機関も、

自分たちにとって不要なものは、駆除なのですね。

 

少し前のニュースで、2歳の長女をベランダから落とした

母親がいるというものがありました。

このことと、同様ではないかと感じました。

 

一部の人だけにとって、幸せである状況を作って、

なんだというのでしょうか。

 

この現実を変えるにはどうしたらよいのか、

この問題を解決するためにできることは何なのか、

考えなければならないです。