~ 猫の事務所 ~

人と犬や猫がパートナーとして生きていく社会(by 動植物愛好家)

その動物らしさ

コロナ禍でおうち時間が増えたことで、

ペットを飼う人が増えたけれども、

そのペットを捨ててしまう人も多くいるという話を

以前から耳にしていました。

(本当に残酷なことです。)

 

先日も動物関連のTV番組でその話をしていました。

 

犬や猫に加えて、ウサギを飼う人が増えたそうです。

「ウサギは小さいから、犬や猫に比べて飼いやすいだろう」

と思ってのこと。

しかし、実際は、ウサギは飼いにくい動物で、

手に負えなくなって捨ててしまう人が多いというお話でした。

 

動物専門家のパンク町田さんによると、

ウサギは

①人に懐かない。

②おしっこの量が多くてお世話が大変

とのこと。

「犬や猫の代替として飼う人が多いようだが、

ウサギはウサギとして飼わないといけない。

犬がよいなら、ウサギではなくて犬を飼わないといけない。」

というようなことをおっしゃっていました。

 

私はこの、

「ウサギはウサギとして飼わないといけない。」

という言葉にとても共感を覚えました。

その動物らしさを認める、ということは

とても大切だと思います。

 

犬や猫にも、人間のルールや習慣を

知らず知らずのうちに

押し付けていることがあるように感じます。

 

犬は犬として、猫は猫として、

ウサギはウサギとして接する。

 

このことは人と接するときにも大切で、

その人らしさを認めて、

自分とは違う相手の考えを受け止める、

という姿勢に通じるものがあります。

 

自分に置き換えて考えてみても、

自分に対して的外れな期待をかけられたら辛いですよね。

 

動物たちに対しても、

その動物らしさを尊重していくことが、

幸福につながることだと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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