~ 猫の事務所 ~

人と犬や猫がパートナーとして生きていく社会(by 動植物愛好家)

ペットショップの生体展示販売をなくす

11/26(土)の朝日新聞デジタルのニュースで、

素敵なものがありました。

 

滋賀県の温泉施設の看板犬「さくら」

施設のアイドル的存在です。

 

さくらは迷い犬としてやってきました。

白と薄茶色の毛が混じっていて、柴犬に似ています。

 

桜が満開の時期にやってきたから「さくら」と名づけられました。

 

みんなにかわいがられて過ごしていましたが、

その後ガンであることがわかります。

 

スタッフからのカンパ。

そして、施設のフロントの募金箱には、

たくさんの方々からの募金が集まりました。

 

さくらの手術は成功☆

 

しっぽを振って近寄ってくる姿に「かわいい」と

声をかけて顔をなでてもらうなど、

みんなに愛されています。

 

このような内容のニュースでした。

 

施設スタッフやお客さん、地元の方々など

多くの人たちが協力してさくらを育てている様子から、

とても温かい雰囲気が伝わってきます。

 

人間と動物の共生のお手本になるのではないでしょうか。

 

犬を飼うなら、迷い犬や保護犬を飼う。

ペットショップで命を買う(=生体展示販売)のはもうやめにしよう。

 

これが実現していくように、少しずつ社会が動いていることを感じます。

 

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朝日新聞デジタル 11/26(土)10:34配信

『迷い犬「さくら」、温泉施設の人気者

 募金で腫瘍を手術』

http://www.asahi.com/articles/ASJCQ678GJCQPTJB01P.html

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犬の引き取り屋

犬の繁殖業者(ブリーダー)が、妊娠・出産できなくなった老齢犬や

障害のある犬といった売り物にならない犬を持ち込みます。

犬の引き取り屋は、1匹当たり数万円(推定)の謝礼とともに犬を受け入れます。

 

所狭しと積まれた鉄製の檻。ヒステリックに吠え立てる犬の声。

その環境は劣悪そのもの。

病気をしても治療してもらえず放置されたまま。

 

なぜ引き取り屋が横行しているのか。

 

2012年に動物愛護法が改正されたことで、地方自治体がペットショップや

繁殖業者から犬・猫の引き取りを求められても拒否できるようになりました。

 

その受け皿として、引き取り屋が登場してきたらしいのです。

 

殺処分ゼロを達成した自治体があるという話を聞きます。

しかしその裏には、以前は自治体が引き取っていた動物を、

今は引き取り屋が引き取っているという実態があるようです。

 

捨てられたり迷子になってしまったりした犬や猫たちの悲惨な状況は

変わっていないのかもしれません・・・。

 

実態と法が全く合っていないという現状。

法改正の際に、ある程度予測できたことではないかと感じます。

国レベルでもこんな中途半端なことをするのですね。

 

そもそも、犬や猫という命を売り物にするということに

問題があります。

 

次回は、この問題について考えたいと思います。

 

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『どうぶつたちへのレクイエム』

動物収容施設のことを詳しく知ったのは、

この本がきっかけでした。

 

人間の都合で命を絶たれてしまう動物たちの写真。

まだあどけない仔犬もいます。

とても悲しそうな表情をしています。

 

きっと、飼い主さんのお迎えを待っているのでしょう。

 

「ぼくは、

 自分でできる

 ことがあったら

 してあげたかった。」

 

という小学生の言葉がありました。

 

私も同じことを思いました。

 

保護された動物を引き取って、

里親探しをされている方もいらっしゃいます。

 

私はそれをする余裕がないので、

NPO法人日本レスキュー協会」という、

犬の保護活動と、災害救助犬・セラピードックの

育成を行っている団体に、定期的に寄附をしています。

 

この本は2005年に出版されています。

今は2016年。

 

11年の月日が流れていますが、状況は良くなっているのでしょうか。

 

この問題を解決するには、法律も含めていろいろなことを

変えていく必要がありそうです。

 

もっと調べてみようと思っています。

1日も早く、動物たちの命を大切に守ることのできる

豊かな社会になるように、自分のできることをしたいです。

 

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どうぶつたちへのレクイエム

どうぶつたちへのレクイエム

 

 

 

『すみれちゃん、生きる』

『二本あしのワンコすみれちゃん、生きる』

ネットニュースでこの本について知りました。

 

迷子犬で、動物愛護団体に保護されていた柴犬のすみれちゃん。

新しい家族がみつかり、温かい家庭で暮らすことができるはずでした。

 

ところが・・・。

大けがをして治療も受けられず、さらに2日間も警察署前の外のケージに放置。

家族も引き取りを拒否。

 

再び、動物愛護団体の方々に守られて、手術を受けることができました。

2本足になってしまったすみれちゃん。

 

そんな辛い経験をしても、今、すみれちゃんは元気に暮らしています。

外で遊ぶのとおやつが大好きな、元気いっぱいのすみれちゃん。

 

穏やかな表情でタータンチェックのストールにくるまるすみれちゃんは

とってもかわいいです。

 

いったいなぜ、こんなことが起きたのか。

 

警察で保護されても、犬は「モノ」扱いだそうです。

なので、拾得物として保管されるとのこと。

法律でそう規定があるのかもしれませんが、本当にそれでいいのでしょうか。

 

ルールを守ることは正しいこととされています。

しかし・・・

 

命が、このような扱いを受けてもよいのでしょうか。

命の大切さを子どもに教えていかなければならない私たちが、

この出来事を放っておいてよいはずがありません。

 

動物をとり巻く環境についてもっと真剣に考えて、

何か自分ができることをしていきたいです。

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二本あしのワンコ すみれちゃん、生きる

二本あしのワンコ すみれちゃん、生きる