~ 猫の事務所 ~

人と犬や猫がパートナーとして生きていく社会(by 動植物愛好家)

ウクライナの猫たち②

先日、TVの討論番組で、

ウクライナの兵士の方たちが

リズムに乗って銃を動かしながら、

ある兵器について、

「これでロシアをやっつけられる」

というような歌詞を歌っている動画を見ました。

 

確かにロシア軍のしていることは

ひどいことだとは思います。

しかし、ロシアがウクライナを攻撃するのは悪で、

ウクライナがロシアを攻撃するのは善という

雰囲気になっているような気がして、

違和感があります。

 

この戦争が続くことで、

ウクライナ人だけではなくロシア人の命も

失われ続けていきます。

 

それだけではなく、

その土地の自然や、動物たちもの命も

奪われています。

 

戦争とは、本当に人の感覚をおかしくしてしまう

ものだと感じています。

 

ペットの犬や猫たちも、どうなっているのか・・・。

 

結局弱い者にしわ寄せがいくのです。

 

当事国同士では、なかなか解決ができそうにありません。

第3国が仲裁に入り、

なんとか生き物を最優先させた解決方法を

模索してほしいです。

自分たちの威厳を守ることばかりに

気を取られないでほしい。

 

こういうときこそ、

民主主義の優れたところを

見せていただきたいと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

                 

 

マイクロチップ登録の環境省DBへの移行

 

ペットにマイクロチップ埋め込み かわいそう?遺棄防止へ義務化 改正動物愛護法1日施行(上毛新聞) - Yahoo!ニュース

 

この6月から、ペットの犬や猫への

マイクロチップ登録が義務となります。

 

2019年6月に改正動物愛護法が成立したときに

知りました。

 

私が猫を飼い始めたのが、2019年8月。

(それまでは、長年犬を飼っていました。)

まだ施行されていなかったのですが、

万が一の脱走や、災害時などに迷子になった場合を考えて、

早めにマイクチップを装着、登録していました。

 

「既に登録しているから、何もしなくていいよね。」

と考えてのんびりしていたのですが、

今日、たまたま見たyahooニュースで、

そうではないことを知りました。

 

yahoonニュースの記事を引用させていただきます。

「・・・同会によると、現在もチップを使った

民間データベース(DB)が複数運営されているが、

6月に環境省のDBが立ち上がり、法定登録先となる。

 

既存DBの利用者は今月末まで、

通常は手数料がかかる環境省DBへの登録が無料になる。  

 

チップを基に環境省のDBを参照できるのは、

読み取り器が配備される各地の警察と自治体。

これに対して既存DBは獣医師が参照できるなど

それぞれに特徴があり、併用可能という。」

 

私は、日本獣医師会に登録していました。

これで、迷子になってもし警察などに届けられたときも、

マイクロチップを読んでもらえるのかと思っていたのですが、

そうではないということ・・・?

 

なんだかよくわからないけど、

できるだけ多く登録しておいた方が、

万一のときに探してもらえる可能性が高まりそう。

 

そう思い、先ほど急いで移行登録を行いました。

6月になってからだと有料・・・?

 

このことを知らない人も多くいるような気がします。

積極的に情報収集することの大切さを、

実感しました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

                     

 

猫に牛乳をあげないで

先日、私がお世話をしている街ねこちゃんの餌場に、

突然、牛乳が置かれていました。

 

小さめで、浅く切った段ボールの箱にラップが敷かれ、

牛乳が入れられていました。

 

そしてその近くに、いつものように猫たちが座っていました。

 

「もしかして飲んだの?」

 

ショックのあまり、思わず声を上げてしまいました。

 

もちろん猫は答えません。

 

飲んでたらどうしよう・・・。

お腹をこわすかもしれない。

 

このような不衛生な置き方をしているあたり、

この牛乳が「猫用ミルク」である可能性は低いでしょう。

 

お外の猫ちゃんにとって、体調不良は命取り。

なんといっても治療ができないのです。

 

「かわいい猫たちにミルクをあげたい」

というあたたかい気持ちでなさったのかもしれませんが、

そのことが招く結果が、とてもよくないのです。

 

牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素が少ない猫は、

下痢をすることがあります。

 

また、カルシウムを多く含むので、「尿石症」の原因となります。

(実はかつおぶしも、「尿石症」の原因となる成分を含むので、

 与えない方がよいです。)

[参考文献 ねこのきもち]

 

猫にはNGの食べ物が多いのですが、

それを知らない方もとても多いように感じます。

 

原因としては、昔からの習慣や、

アニメや小説の中での猫に対する接し方があると思います。

 

傷ついた登場人物を癒すような立場でのら猫がいて、

その猫にミルクをあげるという場面がよくあります。

 

のら猫がいることや、猫に人間の牛乳を飲ませることが

当然であるという印象を、人々に与えてしまっています。

 

TV等で、のら猫をゼロにするような活動を報道する一方で、

いまだにのら猫の存在をあたりまえとするような表現もあるのです。

 

猫に限らず、動物に接するときは、

その動物について学んでからにすることが大事だと思います。

 

これを読んで下さっている方の中で、

ご存知なかった方がいらっしゃれば、

特に、猫に人間用の食べ物をあげることはよくない、

ということをぜひ知っておいていただき、

周囲の方にもお伝えしていただきたいです。

 

のら猫ちゃんに与えがちなものでよくあるのは、

牛乳とちくわです。

どちらもやめましょう、と広めていただきたいです。

 

外で、たったひとりで体調不良になってしまい、

ぐったりしなければいけない猫を、減らしましょう。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

                  

 

 

 

 

動物実験は当たり前ではない

2022年2月に大阪府高槻市で起きた、

男子高校生が元交際相手の母親を殺害してしまった事件。

 

最初に、亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。

 

このような事件が起こることが、本当に信じられないです。

この男子高校生は、女性を殺害後、自殺しています。

他者の命を軽く扱っていますし、

自分自身の命も軽く扱っています。

 

さまざまな要因があるでしょうが、

その中の一つとしては、

「生命に対する畏敬の念」が育っていなかったと考えられます。

 

 

それに関して、私が特に気になることがあります。

 

殺害現場にあった注射器に筋弛緩剤が入っていたとのことです。

( 自作の筋弛緩剤で襲撃か、大阪 女性殺害疑い少年を立件 | 共同通信 )

 

そして、男子高校生の自宅で見つかったハムスターの死骸からも、

筋弛緩剤の成分が検出されたそうです。

死亡高校生、殺害前に動物実験か ハムスターから筋弛緩剤、大阪(共同通信) - Yahoo!ニュース

 

事前に動物実験をして効果を確かめていたと考えられます。

何匹のハムスターが犠牲になったのでしょうか。

 

人間の前に動物で実験して確かめる。

このことは当然のように行われ、

健康食品や化粧品などの広告でも公然と宣伝されています。

 

それは、簡単に幼い子どもたちの目に留まり、

耳に入ってしまうでしょう。

 

過去の歴史を見てみると、

動物実験は当たり前のように行われてきました。

 

しかし、動物も尊い命を持った存在です。

 

動物実験で効果を確かめました!」

などと自慢げに宣伝することには違和感を覚えます。

 

医学の発展などを考えると、

動物実験の果たした役割はとても大きいとはわかります。

ただ、当たり前ではないと感じます。

供養したらよい、ということでもないと思います。

 

動物実験については、

世界的にも見直しが行われており、

日本でも、奈良県立医科大学が解剖実習を廃止しています。

奈良県立医科大学、医学生の解剖実習を廃止だだし、ラットを使った酵素やRNAの実習は継続 | 動物実験の廃止を求める会(JAVA) )

 

思い起こせば、

私が動物愛護に関心を持つようになったきかっけは、

動物実験の残虐さを知ったことでした。

 

確か、化粧品の成分を調べるうちに、

化粧品における動物実験を知り、

その他さまざまな業界でも比較的気軽に

動物実験を行っていることを知って、

ショックを受けたように記憶しています。

 

私は現在、動物愛護活動として、街ねこ活動をしています。

 

ただ、動物実験についてもいつも心にひっかかっており、

できるだけ動物実験をしていないメーカーの商品を探して

購入するようにしています。

他にできることはないか、と模索しているところです。

 

また、動物実験の現状について、調べてみようと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

                                                                     



                  

 

 

 

 

「猫の餌やりは悪?」

 

「エサやり禁止」は猫問題をかえって悪化させます。

 

Change.orgという署名サイトに、

「公益財団法人 どうぶつ基金」が提案しているテーマです。

 

「どうぶつ基金」のホームページにも掲載されています。

 

ノラ猫ちゃんへの餌やりはよくないと

されることがありますが、

ノラ猫ちゃんも食べないと死んでしまいます。

おなかをすかせているのです。

 

「耳カットをしているさくら猫ちゃんには

 ご飯をあげていいけど、

 そうでない猫にはあげちゃダメなのよねぇ。」

と、

最近、街ねこちゃんのお世話中に

たまたま通りかかった方に聞かれました。

 

どんな猫でも食べないと生きていけないと

分かっているはずなのに、

そのような話になるのが不思議で仕方ありません。

 

食べるものがないと、

ごみ箱を漁って変なものを食べ、

お腹を下して病気になったり、

魚の骨を喉に詰まらせて苦しんだりしてしまいます。

 

ただでさえ、

水たまりの水を飲んでいる子たちなのです。

 

ご飯、そしてキレイなお水を、

人間がお世話してあげて、

食べている間は横で見守ってあげ、

食べ終わったら片付けをする。

 

このようなやり方で、

さらにTNRへとつなげていけば、

ノラ猫ゼロへとつながっていくと思います。

 

キャンペーンについてのお知らせ · 「エサやり禁止」は猫問題をかえって悪化させます。 · Change.org

 

ぜひ、Change.orgのキャンペーンのサイトや、

「どうぶつ基金」のホームページをご覧いただければと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

                   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その動物らしさ

コロナ禍でおうち時間が増えたことで、

ペットを飼う人が増えたけれども、

そのペットを捨ててしまう人も多くいるという話を

以前から耳にしていました。

(本当に残酷なことです。)

 

先日も動物関連のTV番組でその話をしていました。

 

犬や猫に加えて、ウサギを飼う人が増えたそうです。

「ウサギは小さいから、犬や猫に比べて飼いやすいだろう」

と思ってのこと。

しかし、実際は、ウサギは飼いにくい動物で、

手に負えなくなって捨ててしまう人が多いというお話でした。

 

動物専門家のパンク町田さんによると、

ウサギは

①人に懐かない。

②おしっこの量が多くてお世話が大変

とのこと。

「犬や猫の代替として飼う人が多いようだが、

ウサギはウサギとして飼わないといけない。

犬がよいなら、ウサギではなくて犬を飼わないといけない。」

というようなことをおっしゃっていました。

 

私はこの、

「ウサギはウサギとして飼わないといけない。」

という言葉にとても共感を覚えました。

その動物らしさを認める、ということは

とても大切だと思います。

 

犬や猫にも、人間のルールや習慣を

知らず知らずのうちに

押し付けていることがあるように感じます。

 

犬は犬として、猫は猫として、

ウサギはウサギとして接する。

 

このことは人と接するときにも大切で、

その人らしさを認めて、

自分とは違う相手の考えを受け止める、

という姿勢に通じるものがあります。

 

自分に置き換えて考えてみても、

自分に対して的外れな期待をかけられたら辛いですよね。

 

動物たちに対しても、

その動物らしさを尊重していくことが、

幸福につながることだと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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ウクライナの猫たち

TVのニュースで観たウクライナの猫たち。

 

避難している高齢の女性が、

とてもきれいな長毛の猫を抱きかかえていました。

 

外で猫をキャリーケースにも入れずに

抱きかかえていたら、

何かに驚いて逃げて行ってしまう可能性が高いです。

 

家族とはぐれて、ノラ猫になってしまったら、

もう生きてはいけないでしょう。

 

本当に悲劇が起きています。

 

たくさんの人が亡くなっているだけではなく、

たくさんの動物も犠牲になっています。

自然環境も破壊されています。

 

取り返しのつかないことが起きています。

 

それでも、

自由と民主主義を守るために、戦争を続けるのでしょうか。

 

死んでしまっては何もならないのに。

 

命が最も大切なのではなかったのか。

 

人間の世界は恐ろしいです。

全体のために、個人が犠牲にされています。

 

戦争は人をおかしくしてしまうのですね。

 

現状がおかしいということに

気づいていない人が大勢いることが怖いです。

 

そんな中で、自分はどう生きるか。

大切なものをどう守るのか。

考えないといけないと感じています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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