~ 猫の事務所 ~

人と犬や猫がパートナーとして生きていく社会(by 動植物愛好家)

動物実験は当たり前ではない

2022年2月に大阪府高槻市で起きた、

男子高校生が元交際相手の母親を殺害してしまった事件。

 

最初に、亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。

 

このような事件が起こることが、本当に信じられないです。

この男子高校生は、女性を殺害後、自殺しています。

他者の命を軽く扱っていますし、

自分自身の命も軽く扱っています。

 

さまざまな要因があるでしょうが、

その中の一つとしては、

「生命に対する畏敬の念」が育っていなかったと考えられます。

 

 

それに関して、私が特に気になることがあります。

 

殺害現場にあった注射器に筋弛緩剤が入っていたとのことです。

( 自作の筋弛緩剤で襲撃か、大阪 女性殺害疑い少年を立件 | 共同通信 )

 

そして、男子高校生の自宅で見つかったハムスターの死骸からも、

筋弛緩剤の成分が検出されたそうです。

死亡高校生、殺害前に動物実験か ハムスターから筋弛緩剤、大阪(共同通信) - Yahoo!ニュース

 

事前に動物実験をして効果を確かめていたと考えられます。

何匹のハムスターが犠牲になったのでしょうか。

 

人間の前に動物で実験して確かめる。

このことは当然のように行われ、

健康食品や化粧品などの広告でも公然と宣伝されています。

 

それは、簡単に幼い子どもたちの目に留まり、

耳に入ってしまうでしょう。

 

過去の歴史を見てみると、

動物実験は当たり前のように行われてきました。

 

しかし、動物も尊い命を持った存在です。

 

動物実験で効果を確かめました!」

などと自慢げに宣伝することには違和感を覚えます。

 

医学の発展などを考えると、

動物実験の果たした役割はとても大きいとはわかります。

ただ、当たり前ではないと感じます。

供養したらよい、ということでもないと思います。

 

動物実験については、

世界的にも見直しが行われており、

日本でも、奈良県立医科大学が解剖実習を廃止しています。

奈良県立医科大学、医学生の解剖実習を廃止だだし、ラットを使った酵素やRNAの実習は継続 | 動物実験の廃止を求める会(JAVA) )

 

思い起こせば、

私が動物愛護に関心を持つようになったきかっけは、

動物実験の残虐さを知ったことでした。

 

確か、化粧品の成分を調べるうちに、

化粧品における動物実験を知り、

その他さまざまな業界でも比較的気軽に

動物実験を行っていることを知って、

ショックを受けたように記憶しています。

 

私は現在、動物愛護活動として、街ねこ活動をしています。

 

ただ、動物実験についてもいつも心にひっかかっており、

できるだけ動物実験をしていないメーカーの商品を探して

購入するようにしています。

他にできることはないか、と模索しているところです。

 

また、動物実験の現状について、調べてみようと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。