男子高校生が元交際相手の母親を殺害してしまった事件。
最初に、亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。
このような事件が起こることが、本当に信じられないです。
この男子高校生は、女性を殺害後、自殺しています。
他者の命を軽く扱っていますし、
自分自身の命も軽く扱っています。
さまざまな要因があるでしょうが、
その中の一つとしては、
「生命に対する畏敬の念」が育っていなかったと考えられます。
それに関して、私が特に気になることがあります。
殺害現場にあった注射器に筋弛緩剤が入っていたとのことです。
( 自作の筋弛緩剤で襲撃か、大阪 女性殺害疑い少年を立件 | 共同通信 )
そして、男子高校生の自宅で見つかったハムスターの死骸からも、
筋弛緩剤の成分が検出されたそうです。
( 死亡高校生、殺害前に動物実験か ハムスターから筋弛緩剤、大阪(共同通信) - Yahoo!ニュース )
事前に動物実験をして効果を確かめていたと考えられます。
何匹のハムスターが犠牲になったのでしょうか。
人間の前に動物で実験して確かめる。
このことは当然のように行われ、
健康食品や化粧品などの広告でも公然と宣伝されています。
それは、簡単に幼い子どもたちの目に留まり、
耳に入ってしまうでしょう。
過去の歴史を見てみると、
動物実験は当たり前のように行われてきました。
しかし、動物も尊い命を持った存在です。
「動物実験で効果を確かめました!」
などと自慢げに宣伝することには違和感を覚えます。
医学の発展などを考えると、
動物実験の果たした役割はとても大きいとはわかります。
ただ、当たり前ではないと感じます。
供養したらよい、ということでもないと思います。
動物実験については、
世界的にも見直しが行われており、
日本でも、奈良県立医科大学が解剖実習を廃止しています。
(奈良県立医科大学、医学生の解剖実習を廃止だだし、ラットを使った酵素やRNAの実習は継続 | 動物実験の廃止を求める会(JAVA) )
思い起こせば、
私が動物愛護に関心を持つようになったきかっけは、
動物実験の残虐さを知ったことでした。
確か、化粧品の成分を調べるうちに、
化粧品における動物実験を知り、
その他さまざまな業界でも比較的気軽に
動物実験を行っていることを知って、
ショックを受けたように記憶しています。
私は現在、動物愛護活動として、街ねこ活動をしています。
ただ、動物実験についてもいつも心にひっかかっており、
できるだけ動物実験をしていないメーカーの商品を探して
購入するようにしています。
他にできることはないか、と模索しているところです。
また、動物実験の現状について、調べてみようと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。