~ 猫の事務所 ~

人と犬や猫がパートナーとして生きていく社会(by 動植物愛好家)

2019改正動物愛護法と動物実験

令和元年6月19日に、「動物の愛護及び管理に関する法律等の一部を改正する法律」

が公布されました。

改正法の施行は、公布の約1~3年後になるそうです。

 

概要について、公益社団法人 日本愛玩動物協会のHPで確認しました。

 

以前よりよくなっているとはいえ、取り組みの進んでいる諸外国と比べると、

まだまだだな、と感じています。

特に、動物実験に関しては改正事項がないのか、記載がありませんでした。

 

2019/10/31(木)のネットニュースで、

「NY市議会が、フォアグラの提供を禁じる条例が可決した」

というものがありました。

2020年から施行されるそうです。

既にカリフォルニア州では、2012年に禁止する州法を施行していたとのこと。

 

「飼育方法が動物虐待にあたる」という理由で、以前より批判が出ていたそうです。

のどにチューブを入れてエサを流し込み、肝臓を大きくする強制給餌は、

確かにひどすぎる。人間が食べるために、そのような残酷なことするのは

おかしい、といい加減気づかなければならないでしょう。

 

動物実験についても、取り組みの進んでいる諸外国と日本の法律の違い、

認識のずれがとても大きいと感じます。

 

私は、化粧品や洗剤などついて、動物実験をしていない企業の製品を

探して購入するようにしています。

そのような製品は、海外の製品であることが多いのですが、

海外の製品を使い始めて、気づいたことがあります。

 

製品の中身は、動物実験を行わずに製造されたものです。

その精神は尊ばれるものです。

しかし、パッケージが粗雑であることが多く、

蓋がきっちりと閉まりにくかったり、

カチッと合わせるのに大きな音がしたりします。

 

このときに、日本のものづくりはレベルが高いのだと再確認しました。

その、「もの」への細かいこだわりや心遣いを、

なぜ生き物に対してしないのでしょうか。

 

お金にならないからでしょうか。

「おもてなし」などといいますが、

日本人の精神性は高いのだか低いのだかよくわかりません。

 

動物実験の実情と向き合い、

動物実験をなくしていくような日本になっていってほしい。

 

そうすることで、人間同士の関係もよくなっていくと思っています。