~ 猫の事務所 ~

人と犬や猫がパートナーとして生きていく社会(by 動植物愛好家)

責任感(安倍元総理の死)

私の家(大阪市)の近所では、

7月6日(水)の朝に、初めてセミの鳴き声を聞きました。

 

前々日と前日にまとまった雨が降ったので、

「羽化スイッチ」が押されたのでしょうか。

少し安心しました。

 

ただ、まだ大合唱とはいえない状況なので、

セミの元気な声を待っています。

 

 

今回は、動物のこととは直接関係のない話を書きます。

7月8日(金)に安倍晋三元総理が銃撃されて

お亡くなりになったことについてです。

まずは、心よりご冥福をお祈りいたします。

 

当日はただただ驚いて、

「大変なことが起きた。」

と思っていました。

 

その後、TVの報道によって徐々に事件の詳細が

分かってくると、

「これは防ぐことができたのではないか・・・。」

という思いが出てきました。

 

演説の様子を映像で見ると、

360°見渡せるような場所で、

小さな台の上に立って演説している

安倍元総理の背後は、スカスカに見えました。

 

また、一発目の爆発音が聞こえたとき、

安倍元総理の近くに立っていた関係者は

全員が音の方を向いており、

誰一人として安倍元総理を守ろうとしていませんでした。

 

これについては、

当日のTV報道でインタビューされていた方が、

「・・・音がしたのに、誰も安倍さんのほうに行かなかったんですよ!」

という趣旨の内容を話しているのを見ました。

一発目の爆発音の直後に、

本当に安倍元総理がポツンと立っている映像を見て、

ものすごくショックを受けてしまいました。

 

「防ぐことができたのに・・・。」

 

と考え始めると、

取り返しがつかないことだとはわかっていても、

本当にやりきれない気持ちになり、

事件の翌日(7/9)の夜はなかなか

寝付くことができませんでした。

 

様々な事情があって警備が大変だったのでしょうが、

それにしてもあまりにも基本的なことが

抜け落ちているように見えます。

 

大きな音がしたら、

何らかのことが起きたことはわかるはずなので、

警備の方々のうちの誰が安倍元総理を庇いに行くか、

くらいはあらかじめ決めておけると思うのですが。

全員で音の方を向く、

なんてあり得るのでしょうか。

 

職業に対する責任感が希薄であるように感じます。

 

このことは、全てにおいて言えることだと思います。

それぞれの人が、

それぞれの立場における責任感を持って行動すること。

いつも責任を感じていることは、しんどいことかもしれませんが、

そうしないと、取り返しのつかないことが起こるのです。

 

身近なことで考えると、

飼い主のペットの終生飼養です。

飼うのが大変で、途中で捨ててしまう人が

いまだに存在します。

 

・本当にそのペットが命尽きるまでお世話をすることができるのか。

 病気をしたり、要介護になったりするかもしれません。

・自分の生活スタイルに合っているのか。

 散歩にいく時間を確保できないのに犬を飼ってはいけません。

 早朝に起こされては困るのに、猫を飼ってはいけません。

 また、部屋が狭いのに、猫を飼ってゲージに閉じ込めてはいけません。

 体が弱く体調を崩しがちな人は、一人暮らしでペットを飼ってはいけません。

 

などなどについて、あらかじめ想定して、何か対策をとる、

または取りやめることはできるはずです。

 

生き物に対して

「まあいいか。」

は禁物です。

命に対する責任を持つこと。

私自身も改めて身を引き締めようと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。