~ 猫の事務所 ~

人と犬や猫がパートナーとして生きていく社会(by 動植物愛好家)

「どうぶつ弁護団」発足!

2022年10月24日(月)の産経新聞に、

「どうぶつ弁護団」についての記事が掲載されていました。

 

NPO法人「動物弁護団

兵庫県伊丹市

 

動物愛護団体などからの動物虐待の情報を調査し、

必要と判断すれば動物愛護法違反罪などで刑事告発する、

とう仕組みです。

 

弁護士や獣医師でつくる専門家チームが

活動するということです。

 

令和元年改正、令和2年施行された動物愛護法では、

虐待が疑われる動物を診察した獣医師には、

関係機関への通報が義務付けられています。

 

しかし、通報を受けた警察が即座に動いて

刑事告発ということにはなかなか繋がっていかない

現状があります。

 

獣医師に加えて

専門知識を持った弁護士が関与していくことで、

警察も動きやすくなり、

虐待への抑止力となることが期待されます。

 

一般の人でも、

NPO法人「どうぶつ弁護団」に情報を提供することで

虐待をなくしていくことができるといいなと感じます。

 

「あれ、虐待かな。」

と思っても、どうしたらいいのかわからない人も多いと思います。

 

自分で声をあげることができない

弱い立場の動物たちを

人が守っていく仕組みができることは、

本当にうれしいことです。

 

兵庫県での取り組みが上手くいき、

全国へ広がる可能性があるということで、

注目しています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

                                      

 

 

動物愛護週間

9月20日~26日は動物愛護週間です。

 

あまり広く知れ渡っていないようにも感じますが、

動物好きには大切な1週間ですよね。

 

yahooニュースに、

猫好きのサンシャイン池崎さんの記事が出ていました。

news.yahoo.co.jp

 

私も猫ボランティアをしていますが、

どこかの施設のボランティアではなく、

個人でTNRや街ねこちゃんのお世話をしています。

 

一人で活動していると、

私一人の活動で本当にノラ猫ゼロに役立っているのかな、

などと考えてしまうことがあります。

 

そんなときに、

TVで池崎さんの活動を拝見させていただくと、

励まされ、

コツコツ続けていこうと思うことができます。

 

同じように保護猫活動などをされている方々が

口を揃えて言うことが、

「すべての猫に幸せになってほしい。」

という言葉です。

 

私も、保護猫を飼い始めてから、

猫の愛らしさに気づくと同時に、

お外で暮らす猫たちの問題についても気づかされました。

 

自分が家で一緒に暮らしている猫たちと同じように、

お外の猫たちにも、安心して暮らせる日がきてほしいと願います。

 

そして、いつかはお外の猫がゼロになることを

心から祈りながら、活動を続けていきます。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

               

 

ビーガンについて②

前回同様、ビーガンについてです。

 

ビーガンにもいろいろあって、

「完全に動物を食べない」というものから、

「肉は食べないけど卵は食べる」という

やり方などもあるそうです。

 

また、普段はビーガンだけど、

友人などと外食するときは、

その場の雰囲気を壊さないように肉を食べる、

という人もいるとのこと。

 

それぞれができる方法で、

ビーガンを取り入れている、というようです。

 

この話をするときに、あまり述べられないのが、

飼っているペットのご飯のことです。

例えば猫のペットフードの原料としては、

大抵肉が含まれています。

 

自分自身は肉を食べないとしても、

肉食の猫に肉を与えないことはできません。

 

動物園の動物の食事についても同様です。

 

結局は動物を食用として飼い、育て、殺して食べる、

ということは避けられないように思います。

 

そうすると、そのような対象になる動物について、

どのような扱いをするのか、ということが重要になります。

いわゆる「産業動物」の福祉をどう守るのか。

 

動物の愛護及び管理に関する法律

で規定されていることもありますが、

まだまだ不十分だと感じます。

また、法律で規定されていることが

実際に守られているのかどうかも不明です。

 

このことについても、

もっと議論があってほしいと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

               



 

 

 

 

ビーガンについて

前回のブログで紹介した書籍

『動物の権利運動の正体』

にあった、ビーガンについて考えます。

 

私はビーガンを実践できていませんが、

できるだけ動物は食べないように心掛けています。

 

ただ、

動物を食べないようにするのは結構大変です。

スーパーで食品を買おうとすると、

野菜以外はほとんど動物です。

豆や海藻などはありますが、

メインのおかずにはなりにくいですよね。

 

いまのところ、哺乳類や魚類の肉はできるだけ

避けている、というぐらいです。

そうすると、メインのおかずとしては、

豆類や豆腐くらいしかありません。

 

スーパーで買い物をするときにはいつも、

「食べるものがないなぁ」

と感じています。

 

これは、化粧品でも同じでした。

動物実験をしていない。」

動物実験を容認していいない。」

という会社が作っている化粧品のみを選ぼうと思うと、

限られたメーカーしかありません。

近所のスーパーやドラッグストア、

または百貨店などにも置いていません。

なのでネットショッピングになります。

 

今の日本の社会は、

本当に動物を搾取しているのだなぁ、

と実感することができます。

そして、それに抗うことが

とても手間のかかることなのだとも感じています。

 

自分の無力さを感じますが、

何もしないよりは何か役に立てることをしたい。

 

そう思って、試行錯誤しながら、

動物たちのためになることをしていきたいと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

                      

 

 

「動物の権利運動」の正体

今回は本の紹介です。

 

「動物の権利運動」の正体

佐々木正

2022年5月27日 第一版第一刷

PHP新書

 

捕鯨、反イルカ漁を軸として、

動物の権利、動物福祉、環境問題、ビーガニズムなど

をキーワードに話が進んで行きます。

 

動物愛護運動の現状について知り、

これからを考えるのによい1冊だと思います。

 

私が印象に残っている話題は、

動物を食べることについてです。

 

感情を持っていたり、家族で暮らしていたりする動物を

食べるのはかわいそう、という感情論。

地球環境や生態系に影響を及ぼさない頭数しか捕獲していない

のだからよいだろうという合理論。

この2つが主張されることが多いです。

 

私は次のように考えています。

食べるという目的で動物を捕えることに反対です。

食べるという目的で動物を飼い、育てることにも反対です。

動物はその動物らしく生きるのが当然だと思います。

それぞれの生態に適した環境で、

自然の恵みを享受しながら生きることができるように、

人間が環境を整えていかなければならないと考えます。

(ただし、寄生虫や細菌、ウイルスなど人間の生命を

脅かすものについては、一括りにして考えられないです。)

 

動物は動物を食べることがありますが、

人間は動物を食べなくてもよいのではないでしょうか。

 

奴隷制を廃止したように、

動物食も廃止し、

植物から作られるものを食べるように、

方向転換していくことができると思っています。

 

すぐにはできないでしょうが、

植物食の方向へと舵を切っていくことで、

私たちの意識も変わっていくのではないかと思っています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

                    

 

 

 

 

 

 

 

 

責任感(安倍元総理の死)

私の家(大阪市)の近所では、

7月6日(水)の朝に、初めてセミの鳴き声を聞きました。

 

前々日と前日にまとまった雨が降ったので、

「羽化スイッチ」が押されたのでしょうか。

少し安心しました。

 

ただ、まだ大合唱とはいえない状況なので、

セミの元気な声を待っています。

 

 

今回は、動物のこととは直接関係のない話を書きます。

7月8日(金)に安倍晋三元総理が銃撃されて

お亡くなりになったことについてです。

まずは、心よりご冥福をお祈りいたします。

 

当日はただただ驚いて、

「大変なことが起きた。」

と思っていました。

 

その後、TVの報道によって徐々に事件の詳細が

分かってくると、

「これは防ぐことができたのではないか・・・。」

という思いが出てきました。

 

演説の様子を映像で見ると、

360°見渡せるような場所で、

小さな台の上に立って演説している

安倍元総理の背後は、スカスカに見えました。

 

また、一発目の爆発音が聞こえたとき、

安倍元総理の近くに立っていた関係者は

全員が音の方を向いており、

誰一人として安倍元総理を守ろうとしていませんでした。

 

これについては、

当日のTV報道でインタビューされていた方が、

「・・・音がしたのに、誰も安倍さんのほうに行かなかったんですよ!」

という趣旨の内容を話しているのを見ました。

一発目の爆発音の直後に、

本当に安倍元総理がポツンと立っている映像を見て、

ものすごくショックを受けてしまいました。

 

「防ぐことができたのに・・・。」

 

と考え始めると、

取り返しがつかないことだとはわかっていても、

本当にやりきれない気持ちになり、

事件の翌日(7/9)の夜はなかなか

寝付くことができませんでした。

 

様々な事情があって警備が大変だったのでしょうが、

それにしてもあまりにも基本的なことが

抜け落ちているように見えます。

 

大きな音がしたら、

何らかのことが起きたことはわかるはずなので、

警備の方々のうちの誰が安倍元総理を庇いに行くか、

くらいはあらかじめ決めておけると思うのですが。

全員で音の方を向く、

なんてあり得るのでしょうか。

 

職業に対する責任感が希薄であるように感じます。

 

このことは、全てにおいて言えることだと思います。

それぞれの人が、

それぞれの立場における責任感を持って行動すること。

いつも責任を感じていることは、しんどいことかもしれませんが、

そうしないと、取り返しのつかないことが起こるのです。

 

身近なことで考えると、

飼い主のペットの終生飼養です。

飼うのが大変で、途中で捨ててしまう人が

いまだに存在します。

 

・本当にそのペットが命尽きるまでお世話をすることができるのか。

 病気をしたり、要介護になったりするかもしれません。

・自分の生活スタイルに合っているのか。

 散歩にいく時間を確保できないのに犬を飼ってはいけません。

 早朝に起こされては困るのに、猫を飼ってはいけません。

 また、部屋が狭いのに、猫を飼ってゲージに閉じ込めてはいけません。

 体が弱く体調を崩しがちな人は、一人暮らしでペットを飼ってはいけません。

 

などなどについて、あらかじめ想定して、何か対策をとる、

または取りやめることはできるはずです。

 

生き物に対して

「まあいいか。」

は禁物です。

命に対する責任を持つこと。

私自身も改めて身を引き締めようと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。        

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暑さでほっそり?

今年は6月から夏日が続き、

中旬以降は最高気温が30℃を超える日が

続いています(大阪)。

 

私がお世話をしている街ねこちゃんたちは、

6月に入ってから急に痩せ初め、

今ではほっそりしている子もいるくらい。

暑さで体力を消耗しているのでしょうか。

 

冬にはけっこうぽっちゃりしていたのに

急に痩せてしまい、

病気なのかと心配もしているところです。

 

梅雨があっという間に終わり

雨が少なかったせいで、

セミの「羽化スイッチ」が押されず、

静かな夏の始まりになっています。

 

気候変動のせいで、

世界のあちこちで森林火災があり、

多くの動物の状況が変化しています。

 

コロナ後の世界がどうなるのか

誰にもわからず、不安も多いです。

 

ただ、あらゆることが

これまでとは違ってくるのだろうという

ことは感じています。

 

守るべきは生き物の命。

これを最優先に考えていく社会になってほしい。

 

経済優先ではなく、生命優先。

価値観を変えていく必要があります。

 

成長成長というけれど、

どこまで成長するつもりなのか。

 

いったん立ち止まって、

ゆっくりと成熟していくことも

よいのではないかと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。